人間関係をリセットする癖がある。
わたしには人間関係をリセットするくせがある。
物理的に連絡先を削除/ブロックすることもあるし、連絡先削除まで行かずとも頭から切り離すことは多い。
多分これは、あまり褒められたことじゃない。
薄情な人間なのかもしれない。
でも、変化に適応するためには必要な考え方だとも思う。
社会人になって5年間で、東京、札幌、博多、岡山と転勤してきた。転勤だけじゃない。同じ地域内でも頻繁に異動していて、半年以上同じ現場にいたことがない。職種柄、仕方ないのかもしれない。
異動のたびに変わる環境、人間関係、上司、ルール、空気、文化、それらに適応するために、ちょっとずつ変化してきた。
放り込まれた環境に適した価値観、キャラクター、役割を選択して、過去の自分に上書きする。
こういうのをひとまとめに、最適化、と勝手に呼んでる。
この最適化していく過程に、わたしは過去の人間関係をリセットして新しい人間関係を取り入れる、というアップデートを含めている。
今に最適化されたわたしは、過去最適と思われた自分と全然違うかもしれない。
だから、過去の人間関係から何かアクションがあっても、それは過去いたわたしにめがけてきているものなので、今のわたしにきているわけではない。
過去の自分を求められて、今の自分でいってしまっては、双方混乱が生じる。
それでつい、根っこから絶ってしまう。
でも最近、そんな白黒どちらかしかない、みたいな考え方をやめたいと思っている。
過去があって今がある。
過去お世話になった人を、今は忘れていても、突然思い出すことがある。
そんなときは、絶ってしまったことを悲しく思う。
あなたが作り上げてくれたわたしは、いまも生きてきます、とお礼をいう機会を自ら捨ててしまうのは、本当にもったいない。
そんなことを思ったので、記録しておきます。