雑文集

遊動民の日記。東京→札幌→博多→岡山→東京(イマココ)

嫌な仕事をし続けるということは、我慢することや自分を殺すことがお金になるという学習をし続けているということ。

 

今日の給食のデザートはバナナだったよ。余ったのを1本もらってきた。

 

バナナはいい。

幸せホルモンのセロトニン、血圧低下に寄与するカリウムが含まれていて、皮むけば食べられる。なんなら喫食者のために口に向かって曲がってすらいる。いいやつだ。

 

はい。

 

では今日は仕事について書きます。

 

いまの仕事好き?

 

楽しい?自分の好きなこと出来てる?

管理栄養士のわたしはいいえ。

つまらないし好きじゃない。仕事内容に興味がなくて心からどうでもいい。

管理栄養士の働き方にもいろいろあるけど、少なくともいまの「給食のおばちゃん」は嫌い。

 

そもそもどうして管理栄養士になったのか。

母親の誘導です。

 

わたしの希望した文学部はダメ、国家資格が取れるところじゃないと学費を出さないと。(母親は資格至上主義かつ世間体を気にする)

で、高校生のときのわたしは反論する言葉も頭もなく、親の思うままに舵を切ったということです。

 

おかげで4年間の大学生活はつらかった。

栄養学は面白いと思うこともあったけど自分の本当に興味のあることではないし、周りとは考え方も好みも合わない。

大学に通うことで思い通りに生きてない自分像がどんどん強化されていって、ずっと自己嫌悪だった。

4年間で自分を素直に出せたことなんて1度もない。自分を殺し続けた。

 

国家試験は落ちたらつらかった4年が無になると思ってパスしたけど、就活の方はなりたくもない栄養士になるのにやる気なんか出る訳もなく、適当にハロワで求人見て選んだ。それが給食業界。

社会に出たら栄養学の習熟度より人間関係の構築の方が全然重要で、そっちが得意なわたしは随分気楽になったけど、でもやっぱり仕事を心から楽しいと思ったことってないんだよね。

病院給食なんか美味しくなくて嫌いだし、今日の献立がなにかとか興味ないし、でもそんなこと言えないから自分の意見は押し殺すしかない。

早朝勤務の早起きも寒い冬の洗い物も上司やパートさんとの付き合いも、お金のためにとりあえず適応しただけ。

 

逆にいうと、興味のないことをしたりつらいことを我慢することがお金になるって毎日無意識に学習し続けてる。

 

こうやって働いてると、「好きなことで生きていく」って考え方が全然イメージできないんだよね。

自分の興味関心のある分野でがんがん活躍してる芸能人やyoutuber 、ブロガーなんかがすごく特別な存在に見えちゃう。

でも人は得意なことを伸ばしたほうが絶対楽しいし学習も早いし人の役にもたてるはずだよね。

それに気づきさえすれば、「好きなことで生きていく」がいつかできるようになる。

かもしれない。

 

でも気づいた瞬間後先考えずに会社辞めるのは無理な話なわけで。

だからまずは、我慢することや自分を殺すことがお金になってるな、よくないなって意識するとこからはじめてみた。

好きなことや自分の考えをお金にするにはどうしたらいいかなっていつも考えてる。

わたしは最近仕事中、ずっと考えてる。

 

 

意識する、考えるって、思ってる以上に効く。

 

ではでは。