雑文集

遊動民の日記。東京→札幌→博多→岡山→東京(イマココ)

情報発信なんかしたくない

 

ブログのタイトルを変えました。

メトロクロスのブログ→雑文集 メトロクロス

 

タイトルを変えたというか、ブログから雑文集に認識を改めたという感じです。

 

 

 

全然どうでもいいのですが、メトロクロスというのはわたしがリアルを絡ませたくないときにネットで使っていた名前で(2chのオフのときとか、出会い系とか)、ファミコンゲームのタイトルからもらっています。障害物を避けながらただひたすらゴールに向かって走っていくゲームで、時間内にコースを走りきればクリアというシンプルなものでした。間の抜けた BGM と走るだけという単調さ、全体的にゆるい雰囲気が好きで、なんとなくずっとその名前を借りている。

後年調べたらクソゲーとしてブログのネタにされているのを見た。時間設定とコースの難易度とのバランスが悪くてクリアできないコースがあるとか。まあ昔のゲームだからそういう調整も適当だったんだろう。

 

 

 

閑話休題

 

ブログから雑文集に名前を変えたのは、世間的にはブログ=情報発信ツールになっていて、一方でわたしのしたいことは情報発信ではないので、ならば変えよう、ということです。

 

PV稼ぎの情報発信なんて、全然したくない。ちょっとまじめに調べれば、ソースのあるまともな情報はすぐ出てくる。プロダクトに対するレビューはいくらでも溢れている。みんな情報過多で疲れてるんでしょ?なら誰かが書いたことなんかわざわざ重複して書く必要ないじゃないか。情報過多に加担したくない。

 

ついでに言っておくと、気になることがあるならその分野の専門家の話聞いた方がいいし、マックの新メニューが気になるならレビュー見るより食べに行ったほうがいいよ。身銭を切って得た体験は、やっぱり血となり骨となる。マックはちゃんと脂肪になる。

 

 

じゃあメトロクロス、てめえのしたいことはなんなんだというと、どーでもいい日記や考えごとを書いていたいんですね。

 

「読みたいことを書けばいい」という本が売れました。Twitter でバズりにバズって、著者はテレビにまで出て、それはそれは話題になったらしい。わたし個人としては、Webライティング技術が定型化してWeb上が薄っぺらい駄記事だらけになったことに対するアンチテーゼとして、面白く読ませてもらいました。

 

で、考えたわけです。わたしの「読みたいこと」はなんだろうかと。これは案外、知らん人が適当に書いたしょーもない日記かなと思ったんですよね。当人が当然だと思っている日常が、読み手からすると風変わりで面白いなんてことはよくあるじゃないですか。

 

 

例えばこれはわたしの話ですが。

 

友達に四国出身の人がいて、今度の週末は実家に帰らなくちゃいけないという。なぜかと聞けば、実家の母親が地鶏を飼いたいから庭に鶏小屋を建てたいと言っている、その手伝いに行かなくちゃいけないと。

都会生まれのわたしからすると、この話は別世界なんですよね。地鶏を飼う?庭で?しかもその鶏小屋を自分で建てる?その手伝いのためにわざわざ帰省する?

なにもかも未知の世界で、面白がってその帰省に同行させてもらった。お母様は突然のお邪魔虫に大変優しくしてくれて、やったことなかろうからと庭に繁茂するエンドウの収穫をさせてくれた。庭にエンドウがたくさんなっているというのも物珍しくて面白かった。その間友人は自前の電動ドリルでひたすら鶏小屋作りに励んでいた。電動ドリルが自前だというのも笑った。

こういう、自分とは縁遠い日常がちょっとしたエッセイや文章になって提供されたら、面白いと思うんですよね。

 

すきな作家のエッセイを読むのも大好きですね。考え方や人生観のルーツがそこここに散りばめられている。ああ、だからこういう作風なんだ、こういうのに興味があるんだ、そういうのを考えながら読むのが好き。

 

まあわたしのルーツはどうでもいいんですけど、とにかくしょーもない日記をだらだらと書こうと思うんですね。

どこで誰の琴線にふれるかわかんないですからね。わたしの日常や考えを、へえ、と思って読んでもらえたらこんなに嬉しいことはない。

 

まあこういうわけで、これからは全力で無意味な日記や、考え事を書こうと思います。

 

ではでは。